スーパーカブにオフロード要素を追加したCT125・ハンターカブのおすすめポイント

CT125・ハンターカブの特徴

ホンダのCT125・ハンターカブは2020年6月26日に発売されたモデルで、「豪華カブ」とも呼ばれるスーパーカブC125をベースにしています。
ベースの車体はラグジュアリーでしたが、それをオフロード走行にもふさわしいように再度設計し直したのがCT125・ハンターカブの車体です。
ステム周辺は一般的なモデルと同じくトップブリッジの方式ですが、スイングアームピボットの周辺はいろいろ補強されており、荷物の積載を想定してリアフレームも骨格から頑強なものに改造されています。

前後のサスペンションもオフロード走行を想定した仕様で、最低地上高が高いのと、アップマフラーのデザインによく特徴が表れています。
ブレーキには前後ともABSが標準装備されており、ABS義務化にも当然対応しています。
カブシリーズのなかでも装備がかなりハイグレードで、たとえばヘッドライトにはLEDランプが採用され、メーターもフルデジタル化しているのが特徴です。

実際にオフロードを走ってみると、CT125・ハンターカブの特徴がよくわかるでしょう。
一般的なオンロードのバイクではためらうような凸凹のダートでも、CT125・ハンターカブのトルクフルなエンジンと軽量な車体があれば問題なく走れます。

タイヤ自体は一般的なタイプで、前後とも標準サイズの17インチです。
タイヤと地面のグリップ感がしっかりしていますし、ハンドリングがシャープなので、コーナーにも積極的に突入できそうです。
オン・オフともに高い走破性があると言えるでしょう。

オプションとして、CT125・ハンターカブにはリアシートも用意されています。
タンデム走行もできますし、荷物をたくさん載せてキャンプツーリングなどにも向いていそうです。
高速道路を走ることはできませんが、原付2種ながらこれだけオンにもオフにも使い倒せるバイクはそうそうないのではないでしょうか。

CT125・ハンターカブのスペック

CT125・ハンターカブのスペックはエンジンが空冷4ストローク125ccエンジンで、特に低域と中域に強い出力特性を備えています。
ストップ＆ゴーの多い街中でも、アウトドアやツーリングなどのレジャーでも走りが楽しめるエンジンです。
「PGM-FI」という電子制御によって燃料供給を行う装置が採用されており、このおかげで高い燃費性能を獲得しています。
燃費はカタログによると、67.2km/L（WMTCモード、1名乗車時）です。

全長・全幅・全高はそれぞれ1,960mm、805mm、1,085mmで、ホイールベースは1,255mm、シート高は800mmです。
車両重量も120kgと軽量なので取り回しは問題ないでしょう。
また燃料タンクの容量は5.3Lで、満タンなら300km以上は余裕で走れる計算になります。